雪山!スノボの防寒術。寒さで凍えないための対策。
初めてスノボで雪山に行くけど、どれだけ寒いのか?どれだけ防寒していけばいいのかわからない!
初めて行く雪山には戸惑う人も多いのではないかと思います。
雪山は特に標高が高くなれば気温も低くなりますし、風も強いことがありますので体感温度は低くなります。
初めてのスノボで雪山に行って、寒すぎてつらかった!とか風邪をひいてしまった!ということにならないためにも、事前に防寒のための準備をしっかりとしていきましょう。
ここでは、初めてのスノボのために雪山での防寒について記載します。
雪山はどれだけ寒い?
まず、雪山はどれだけ寒いのか?ということについてですが、雪山に行く時期と行き先のゲレンデによって異なります。また、その日の天候によっても雪山で感じる寒さは変わってきます。
雪山に行く時期ですが、12月後半〜2月前半にかけてのハイシーズンが比較的寒く、それ以外の時期についてはハイシーズンに比べると寒さはマシになります。一般的に春スキーの時期と言われるような3月に後半や4月にかけての時期であれば、天気の良い日であれば凍えるような寒さを感じることはあまりないかと思います。
また、行き先のゲレンデによっても気温は異なります。北海道にあるゲレンデは、長野や新潟、群馬にあるようなゲレンデと比べると気温は低くなります。ただ、その分雪質は良いことが多いです。
そして、天候によって気温や体感温度は大きく異なります。
晴れていて日差しが強い日には、滑っていると汗をかくほど暑いと感じることもあります。
一方で、吹雪いていて風が強い日には体感温度は低くなり、より一層の防寒が必要となります。晴れている日には防寒だけではなく日焼け止めの対策も必要となりますので、天候によって服装や対策は考慮していかなければなりません。
スノボ時の寒さの感じ方。
スノボ時の寒さの感じ方ですが、時期や天候の他にも運動量によって寒さの感じ方は異なります。
初心者の方で、よく転び起き上がる回数が多い人ほど体力を消耗して体が温まりやすくなりますので、雪山でも暑いと感じることがあるかと思います。
この場合には、汗をかくことで汗が冷えて身体を冷やしてしまうこともありますので、吸水性の高いインナーを着るなどの工夫も必要となります。
一方で、滑ることに慣れてきてあまり転ばずに身体に負担の少ない滑り方を覚えてくれば、滑っている中で体温は上がりにくくなりますので、寒いと感じることが多くなるかと思います。
雪山での防寒術。
ここまで雪山の寒さと、スノボ時の寒さの感じ方について記載しましたが、ここからはスノボをする際の防寒対策について記載します。
インナーの選び方。
まず、インナーの選び方です。
インナーにはファーストレイヤーとセカンドレイヤーの2種類があります。
ファーストレイヤーは直接肌に触れる部分に着るインナーで、吸水性が良い素材であること、速乾性があること、というのが求められる要件です。スノボは汗をかくスポーツなので、吸水性や速乾性がないと汗が冷えて体を冷やしてしまいます。
素材としては、綿を避けてウールやポリエステルのような化学素材が良いです。
また、セカンドレイヤーと呼ばれるインナーは、ファーストレイヤーの上に着るインナーです。ファーストレイヤーで吸収した水分を外に逃がしつつ、保温性の高いものが理想です。
詳細はこちらの投稿でも記載しているので、参考にしてみてください↓
スノボ時の防寒対策として、多くの枚数を着込めば暖かいのではないかと思われがちですが、このファーストレイヤーとセカンドレイヤーをしっかりとあわせて着ておくことで、何枚も重ね着をしなくても防寒が可能となっています。
防水性のあるアウター。
これらのインナーの上に着るアウターですが、防水性の高いアウターを選ぶようにしてください。
防水効果が弱いウェアを選んでしまうと、ウェアの中に水分が染みてきてしまって体温が奪われてしまいます。スノボは雪山でのスポーツですので、悪天候の日があることも想定してしっかりとした防水性のあるウェアを選んでおくことをおすすめします。
ウェアの防水性については、耐水圧という表示がありますのでチェックするようにしてください。
カイロを貼る。
ここまでご紹介したようなインナーをしっかりと着込んで、防水性のあるアウターを着ておけば防寒の対策は可能です。
ただ、それでも冷え性で寒いという場合には、貼るカイロをお腹や背中に貼っておいても良いかと思います。
カイロを貼るときに注意したいのは、カイロを貼った部分の温度が上がることで汗をかいてしまって、逆に冷えてしまうということです。カイロを貼った場合にも、体温に合わせて貼る時間を調整することが大切です。
また、肌に直接触れる部分に貼ってしまうと低温やけどの恐れもありますので、注意が必要です。
防寒対策をしっかりとして、スノボ旅行を楽しんできてください。